アイロン定規のおすすめ5選｜代用・手作りは可能？徹底解説

手芸などで生地をまっすぐ折りたいときにアイロンを使うことが多いと思いますが、定規がないとなかなかまっすぐ折るのは難しいです。プラスチックの定規を当てると熱で溶けてしまいますし、かといってまち針で止めておくと綺麗に折ることができません。

アイロンで作った折り目なので、間違えたらまたアイロンでやり直せば済みますが、何度もやるよりは一回で決めたいですよね。そんな時に使いたいのがアイロン定規です。

アイロン定規は布でできているので熱で溶ける心配はなく、スチームアイロンの蒸気を逃がすこともできるため生地に変な跡を作ったり、蒸気で変形することもないので手芸などで直線を作りたいときには非常におすすめです。この記事で詳しく解説していきますのでぜひ参考にしてみてください。

「アイロン定規って、一体なに？」あまり手芸や縫い物をしない人にとっては聞き慣れない単語かもしれません。アイロン定規とは、縫い物をする際に布をまっすぐ綺麗に折り返すために使う特殊な定規のことです。アイロン定規を使うと、すそ上げや三つ折りが簡単にできます。

布に綺麗な折り目を作るにはアイロンをかける必要があります。直線を保って採寸通りに折り目を付けるのは意外に難しいものです。アイロン定規はアイロンの熱を直接あてることができるため、まち針で仮留することなくスムーズに折り目を入れることができます。

また定規というだけあって、長さを測るための目盛りも付いています。何センチ幅かをすぐに確認できるので便利です。直線だけでなく、ポケットなどを作るための曲線など縫い物をする際に、あると便利な工夫が凝らされた定規です。

アイロン定規を使うメリットは、縫い目を決める折り返しがまっすぐ綺麗に作れることです。慣れていない方でも、時間をかけずに簡単に綺麗な直線を作ることができます。

布に目盛りのついたアイロン定規をあてたままアイロンで折り目を付けることができ、布がずれにくく扱いやすいのもポイント。布がずれないよう特殊加工が施された素材のアイロン定規も販売されているので、特に手先が不器用な方におすすめです。

アイロン定規があれば神経を使う細い作業も簡単に終わるので、ストレスなく縫い物がどんどんはかどります。

「手芸を始める前に道具を一式購入、必要なものを揃えてから縫い物開始！」という場合はアイロン定規も含めお気に入りの商品を選ぶことができます。しかし、ちょっとした縫い物をした際に「アイロン定規があれば良かった…」という緊急時には自作のもので代用も可能です。

自作する場合は厚紙や、方眼紙をうまく活用することができます。お菓子の空き箱など、家にある材料を使ってアイロン定規を作ってみましょう。

それでは早速、家にある材料を使って簡単にできるアイロン定規の作り方をご紹介します。作業時間もそんなにかからないのでぜひ試してみてください。

まずアイロン定規となる厚紙を準備します。アイロン定規をどのくらいのサイズにするかを決め、定規で型枠となる長方形の線を書きます。書いた長方形の中に目盛りとなる線を0.5mmほどの間隔で書いていきます。目盛りが書けたら、長方形の型枠に沿って台紙を切り取り完成です。

目盛りを自分で書くのが面倒であれば、100均に売ってある工作用の方眼紙をアイロン定規代りに使うこともできます。方眼紙がペラペラ過ぎるのであれば方眼紙を厚紙に貼り付け、お好みのサイズに切って使うこともできます。どちらの方法も簡単に完成しますよ！

「既製品と自作品の違いって何かある？結局どちらが便利なの？」と思う方もおられるでしょう。自作すれば自分好みの長さや大きさに合わせて作ることができ、長さのあるものを作る際などには便利に使えます。ほとんどコストがかからないのもメリットです。

しかし、自作に用いる紙は蒸気を通さないため、布に折り目が入りにくいという弱点があります。またアイロンの熱で変形し使えなくなることもあります。それに比べ既製品は、アイロンの蒸気を通しやすい素材や耐熱素材を使用しているので手軽にまた安心して使えます。

自作品でも十分使えますが、素材という観点からは既製品の方が有利で長持ちでしょう。ちょっと自分で作ってみるというのもありですが、満足度が高いのは既製品です。既製品の価格もそんなに高くはないので一度試してみることをおすすめします。

アイロン定規にもいくつか種類があります。アイロン定規の主な選び方は、適したサイズのものかをチェックすることです。ノーマルタイプとロングタイプにはそれぞれどんな特徴があるかを見ていきましょう。

スタンダードなノーマルタイプは10cm×15cm、もしくは10cm×20cm幅ぐらいのサイズ感です。普通の縫い物をするには十分なサイズで、どちらかというと小さめのため細かい部分にも使いやすいのが特徴です。

アイロン定規を初めて利用する方にノーマルタイプはおすすめです。アイロン定規の使い方に慣れてきて、ノーマルタイプでは短いなと感じる場合にロングタイプを試してみることもできます。

ロングタイプは長辺が25cmほどのものが多く、大きい生地を扱う際に便利です。長い直線を一気に折り返すことができます。特に洋服作りなど長い直線がたくさんあるものを作る際には、ロングタイプのアイロン定規を使うことでスムーズに作業が進みます。

「ロングタイプは長い直線に便利だとしたら、袖口などの細かい部分を折り返すには使いにくいの？」と思う方もいるでしょう。ほとんどのロングタイプの短辺は5cmほどの短めになっており細かい部分にも使える作りとなっています。

アイロン定規は100均でも購入可能です。ダイソー・セリア・キャンドゥにはそれぞれ同じアイロン定規が販売されています。素材がエポキシ樹脂で滑りにくい仕上がりになっており、布がずれにくくなっています。曲線の折り返しに便利なカーブ辺も付いているため使いやすいです。

布に綺麗な折り目を作るのに便利なアイロン定規。マチ針などを使って綺麗な折り目を作ろうと苦労してきた方からは「こんな便利なものがあるの！？」と驚きの声が上がるほどです。価格も安く、手作りも可能な商品ですが、一度使ったら手放せない便利なアイロン定規。ぜひ試してみてください。