クリーニング屋のおすすめアイロン4選｜クリーニングでアイロンだけ頼める？

仕事上毎日スーツを着用する方にとって、ワイシャツは必須です。洗濯するとシワになりやすく、お手入れが大変でお困りの方も多いのではないでしょうか。頑固なシワは自宅でアイロン掛けしてもなかなかとれないので、クリーニングを利用すべきか悩みます。

しかし、クリーニングは毎回利用するにはコストがかかり、即日には対応していない場合があるため、メリットとデメリットを踏まえた上で判断するのがおすすめです。そこで本記事では、クリーニングを利用するときに押さえておきたいポイントや、自宅でも簡単にワイシャツのシワを抑えてきれいに仕上げるコツを紹介します。

さらに、ハンガーにかけたままシワ伸ばしできる衣類スチーマーや、クリーニング屋おすすめのアイロンも紹介します。「クリーニングでアイロンのみ頼めるサービスはあるか」「料金はいくらか」などについても触れているので、ぜひ参考にしてみてください。

クリーニングに依頼するメリットは、何より仕上がりがきれいで新品のような見た目になることです。クリーニングでは業務用のプレス専用機を使用し、のり付けを行うため家庭でのアイロン掛けとは見た目に差がつきます。

クリーニング店ではワイシャツをピシッと仕上げる専用のプレス機を使います。プレス機では難しいボタン周りなどの細かいところは、プロが手作業で仕上げるので、すみずみまでシワのないきれいな仕上がりになります。

また、同じアイロンでも、家庭用とクリーニング店の業務用では蒸気の出る量や温度が異なります。業務用は家庭用よりも高い温度の蒸気を出せる一方で、かけ面はさほど高温にならないため、熱に弱い素材も焦がすことなく安全に仕上げられます。

クリーニング店では1枚ずつにのり付けを行うため、ほこりなどの汚れが付きにくくなります。家庭でもアイロン掛けの際にのり付けは可能ですが、クリーニング店では洗濯時に行うので、よりムラがなくピシッとした仕上がりになります。

また、のりは床につくとベタついてしまい後片付けが大変なので、家庭では敬遠されがちです。クリーニングでは家庭で行うと手間のかかる作業もすべて行ってくれるので、日々時間がない方にとっては利用する価値があります。

クリーニングに出すデメリットはコストがかかることと、出来上がりの日数によってワイシャツの枚数が多く必要になることです。

クリーニングの1番のデメリットはコストがかかることでしょう。ワイシャツのクリーニング料金相場は、150～350円ほど。1日200円で計算しても、月に20日出せば4,000円かかります。1年間で見ると、48,000円もクリーニング代に費やすことになります。

1回あたりの金額は少ないにせよ、長期的に毎回クリーニングを利用すればこの金額が固定でかかるため、家計にとっての痛手になるのは間違いなさそうです。

クリーニング店によっては朝出せばその日の夕方に仕上がるところもありますが、多くの店では通常2～3日かかります。そうなると、ワイシャツの枚数も必要です。最低でも平日1週間分の5枚程度はあった方がいいでしょう。

毎日仕事の行き帰りにクリーニング店に寄るのが難しい方は、週末にまとめて出すことが考えられます。そうなると最低でも10枚以上の枚数が必要になります。

クリーニングに出した場合、どれくらいで終わるのかわからない方もいると思います。仕上がるまでの日数をあらかじめ知っておくと、クリーニングに出すタイミングや受け取りの都合も付けやすくなります。ここでは、仕上がるまでのおおよその目安となる日数を記載しています。ワイシャツのほかにも、クリーニングに出す機会が多い衣類もピックアップしているので、参考にしてください。

少しでも節約するため、「自宅で洗濯するのでクリーニング店でアイロンのみしてもらえないか？」と考える方も少なくないでしょう。アイロンのみしてくれる個人店もあるようですが、多くのチェーン店では基本的にアイロン単独では依頼できません。

理由は、乾いているワイシャツはシワを伸ばす事が難しく、クリーニング店では濡れた状態でプレスを行うためです。また上記で解説したとおり、ワイシャツののり付けも洗濯時に行います。そのため洗濯とアイロンがけがセットになっている店がほとんどです。

アイロンのみでも可能な店舗でも、しわ取りにアイロンがけだけを頼んだ料金はそれほど安くありません。安くても通常料金の6～8割程度です。また、仕上がりは即日できる場合もありますが、遅いと2日後程度になります。

忙しい共働き家族が多くなった現在は、洗濯してもシワになりにくいノーアイロンシャツが増えています。ノーアイロンシャツの中でも、ポリエステル100％のものは完全にアイロン掛け不要とされるほどシワができないのが特徴です。

綿100％を好む方には、綿を特殊加工した形態安定シャツがおすすめです。ポリエステル100％のノーアイロンシャツに比べるとシワができやすいものの、何も加工していないシャツに比べればアイロン掛けしなくても違和感なく着られます。

ワイシャツはボタンを留めたまま洗濯した方が型崩れしにくくシワを抑えることができます。ただし、ボタンを留めて重なっている部分の汚れ落ちは悪くなるため、目立つ汚れは洗剤のつけ置きなどをしてあらかじめ落としておきましょう。

また、洗濯ネットに入れることも重要です。洗濯ネットに入れれば洗濯機の中で衣類同士が絡み合うことがなくなり、シワになるのを防ぎます。

洗濯の際に1番シワができやすいのは脱水時なので、脱水時間を短めに設定するのが効果的です。通常4~5分脱水するところを、30秒ほどに短縮するだけでシワになるリスクが減ります。

他の洗濯物と一緒に洗濯・脱水するときは、途中でワイシャツだけを先に取り出しておくといいでしょう。そして脱水後は素早く干すのが大切です。洗濯機内に濡れたまま放置しているとシワができやすい上に雑菌も繁殖してしまうので気を付けましょう。

洗濯物を干す際によく使われる細い針金ハンガーは、ハンガー跡が残りやすいのでおすすめできません。ワイシャツを干すときは分厚くて肩部分が広めのハンガーがおすすめです。

干す前は肩部分をつまんで2,3回大きく振り、干してからは襟や袖を引っ張ってのばします。型崩れを防ぐために、洗濯時と同様ボタンは留めておきましょう。これらのひと手間を加えるだけで仕上がりに影響しますよ。

クリーニングのようなピシッとした仕上がりを求めず、「ただシワを目立たなくできればいい」と思う方には、衣類スチーマーがおすすめです。衣類スチーマーの特徴は何よりもその手軽さで、アイロン台を準備しなくても、ハンガーにかけたままでシワをとれます。

また、衣類スチーマーには除菌・消臭効果があります。外から帰ってきたときの上着に使えば、ウイルスやタバコ臭などの対策ができて、衣類を清潔に保てます。シワ取り以外にもさまざまなシーンで活躍するアイテムです。

現在発売されているアイロンは手軽さを重視しているものが多いですが、せっかくアイロン掛けするならクリーニングに出したようにしっかりと仕上げたいですよね。以下では、クリーニングのプロも納得のアイロンを紹介します。

クリーニング店でアイロンだけお願いすると、汚れ・シミが衣類に固着する場合があります。中でも卵・牛乳・血液などのたんぱく質によるもの、食べこぼし・飲みこぼしのような糖分の汚れはシミになりやすいです。

クリーニングのプレス作業は基本汚れを取り除いてから行うため、プレスだけでは断るお店もあります。また、アイロンだけ頼むと汚れに気づかず、シミや汚れに熱と圧力がかかわり、余計に悪化させる原因になります。

もし、アイロンだけなら汚れを取り除いてからお願いするのがおすすめです。料金は通常のクリーニングの70％OFFのお店もありますが、アイロンだけであっても通常のクリーニングとさほど差はありません。同じ料金ならクリーニングに出す方がお得です。

浴衣はクリーニングに出したほうが、生地に負担かけずにきれいな状態を保てます。出す頻度としては、汚れなどが目立たないなら着用3回ほどで大丈夫です。汚れが目立つなら毎回出しましょう。帯や帯締めは自分で手入れし、シーズン終了時に一緒にクリーニングするのがおすすめです。

プリーツスカートのプリーツをクリーニングで復活させるのは基本的には難しいです。しかし、業者によっては対応してくれるところも存在します。料金は通常より高い傾向があるため、事前にチェックしてください。

また、プリーツは家庭用洗濯機で洗うよりクリーニングに出したほうが長持ちします。お気に入りのプリーツスカートを長持ちさせたいなら、近所にクリーニング対応してくれる店舗がないか探してみましょう。

クリーニングはピシッとした仕上がりになるのがメリットですが、毎日利用するにはコストがかかるため、自宅で簡単にお手入れできれば助かります。手軽にシワとりを行うには衣類スチーマー、プロの仕上がりを目指すには本記事で紹介したアイロンがおすすめです。