激落ちくんを使ったアイロン焦げの落とし方｜アイロンの汚れが服についたときの取り方も

アイロン掛けをしようとして、ふとアイロンの裏面を見ると焦げがついていた。そんな経験はありませんか？アイロンの裏面が焦げているままアイロン掛けをしてしまうと、せっかく洗濯した衣服に焦げがついてしまう可能性があります。

アイロンの裏面に焦げがついてしまう原因は、アイロンについた汚れやアイロンの温度が適切ではないこと、洗濯のりなどが原因です。せっかく洗濯した服を、アイロンの焦げで汚したくありません。

そこで今回は、塩や激落ちくんを使った焦げの落とし方・取り方を紹介していきます。アイロンの汚れ・焦げ跡が服についたときの対処法も必見です。さらに、アイロンの焦げ落としにおすすめのグッズもピックアップしていますので参考にしてください。

アイロンの焦げの原因は、「手垢」「アイロンのり」「適正ではない温度でアイロン掛け」の3つです。アイロン掛けをした後、温度が下がっているかどうかを手で触って確認していませんか？裏面に触っていると、アイロンの裏面が手垢だらけの可能性があります。

またシャツをピシッと伸ばすために、洗濯のりを使用しているとアイロン掛けの時にアイロンの裏面にのりが付着します。アイロンの裏面に付着した洗濯のりが、アイロンの熱によって焦げることで、アイロンの裏面の焦げとなります。

さらに、化学繊維は高温に弱いので、アイロンの温度が高すぎると溶けたり、焦げたりしてしまいます。ポリエステルなどの化学繊維の適性温度は、110℃〜150℃なのであまりアイロンの温度を上げすぎないように気をつけましょう。

濡らしたタオルを使ったアイロン焦げの落とし方を紹介します。

1. アイロンの電源を入れて、120℃程度まで温めます。
2. その間に汚れてもいいタオルを水で濡らし、固くしぼっておきます。
3. アイロンの温度が高くなったら、固くしぼったタオルでアイロンの裏面の焦げを取るようにゴシゴシと拭きます。

この時アイロンの裏面は高温になっているので、やけどに十分気をつけましょう。この方法で、アイロンの裏面の軽い汚れは落ちます。しかし頑固な焦げがある場合は、次の方法で取り除きましょう。

水拭きで落としきれなかったアイロンの焦げは、重曹ペーストを使って取り除きます。

1. 重曹大さじ2杯と水1杯を混ぜて、重曹ペーストを作ります。
2. 重曹ペーストができたら、アイロンの裏面の焦げにムラなく塗ります。
3. ムラなく塗れたら、そのまま15分程放置します。重曹ペーストが茶色く色が変化しているなら、重曹ペーストが焦げを吸収している証拠です。
4. 汚れが吸収されていることを確認したら、濡らしたタオルや雑巾で重曹ペーストを取り除きましょう。

中性洗剤と歯磨き粉を使って焦げを落とす方法は、アイロンの頑固な焦げに効果的です。

1. バケツやボウルに中性洗剤を入れたぬるま湯を用意します。
2. 中性洗剤を入れたぬるま湯にタオルをひたし、アイロンの裏面を拭いて焦げを取ります。
3. 中性洗剤である程度焦げを取れたら、歯磨き粉をアイロンの裏面に少し乗せて、タオルで拭き取ります。

拭き取る際は、歯磨き粉が残らないようしっかり拭いてください。歯磨き粉がアイロンの裏面に付着したまま残っていると、再び焦げの原因になる可能性があります。

塩やメラミンスポンジを使って、アイロンの裏面の焦げを取ることができます。しかし、注意点がいくつかあります。間違った方法で焦げを取ってしまうと、アイロンの裏面の細かいキズの原因になるので注意しましょう。

塩を使って焦げを取る方法を解説します。必要なのは新聞紙・塩・タオルです。

1. 新聞紙の上に、塩を大さじ1〜2杯置きます。塩が下に落ちてしまうことを防ぐため、新聞紙は何枚か重ねて置きましょう。下に敷くものは熱に強いものであれば使用できるので、クッキングシートでも代用できます。
2. アイロンを、弱設定にして温めます。
3. アイロンが温まったら、塩の上にアイロンの裏面をつけて、クルクルと衣服をアイロン掛けをするように動かします。そうするとアイロンの裏面の焦げが落ち、段々と塩が黒くなっていきます。
4. アイロンの裏面の汚れがある程度落ちたら、アイロンを冷まします。
5. アイロンの熱が冷めたら、濡れたタオルでアイロンの裏面を拭きましょう。この時に黒い汚れがタオルに付着するので、汚れてもいいタオルを使ってください。

メラミンスポンジを使って焦げを取る方法を解説します。市販の商品に洗濯のり・接着樹脂・化繊の焦げ付きを落とすアイロンクリーナーがありますが、メラミンスポンジはその代用として使えます。

1. メラミンスポンジを濡らし、アイロンの焦げ部分を優しくこすります。あまり強くこすってしまうと、キズの原因につながります。
2. 焦げが落とせたら、固くしぼったタオルで表面についた汚れを取り除きます。

メラミンスポンジを使用して、アイロンの裏面の焦げを取る際はいくつか注意点があります。アイロンの裏面がテフロン加工になっているものは、メラミンスポンジを使って焦げを取ると、コーティングが剥がれてしまうおそれがあるので使用を控えましょう。

また、アイロン裏面に細かいキズをつけてしまう可能性もあります。細かいキズがついてしまうと、汚れが溝に入ってしまい、取れなくなってしまいます。不安な場合は、アイロンクリーナーを使用するのがベターです。

アイロンの裏面の焦げを防ぐには、アイロンを使用した後のお手入れが必要です。スチームを使った後は、残った水をそのままにせず、すべて抜いて乾燥させましょう。またアイロンの裏面は、固くしぼったタオルで軽く拭き取って清潔にします。

またアイロンのりの付着を防ぐため、アイロン掛けをするときは当て布をしましょう。衣服の素材に合った適温でアイロン掛けをすることも大切です。アイロン掛けをする時は、アイロン表示を見て、適性温度を確認しましょう。

アイロンを正しい方法で使用したり、普段からきちんとお手入れしたりすれば汚れもあまり付くことがなくなり、焦げを防ぐことができます。

オキシドールを使ってシミを取る方法を解説します。

1. オキシドールを含ませた布やタオルで、焦げたシミ部分をトントンと叩くように焦げたシミ部分にオキシドールを染み込ませていきます。何回かオキシドールを染み込ませていくと、段々と焦げたシミが目立たなくなってきます。
2. 焦げたシミが目立たなくなったら、自然乾燥あるいは洗濯をします。オキシドールは染み込ませすぎると、脱色の原因になるため注意してください。

酸素系漂白剤を使ってアイロン焦げ跡を消す方法もあります。

1. お湯に塩素系漂白剤を入れて溶かします。少し洗剤を濃い目にするのがポイントです。
2. アイロン焦げ跡に洗剤を混ぜたお湯をしみ込ませ5～10分つけ置きした後、洗濯すればOKです。

酸素系漂白剤でシミを取る方法をご紹介します。

1. 中性洗剤で、衣類についた焦げのシミを歯ブラシで洗います。
2. 酸素系漂白剤や過酸化ナトリウムを溶かしたお湯で2時間以上つけ置きをします。酸素系漂白剤と過酸化ナトリウムは、約50℃〜60℃のお湯で溶かすとより効果的に使用できます。

焦げたシミを取るために塩素系漂白剤は使用できません。塩素系漂白剤を使用すると、余計にシミがついてしまう可能性があります。洗濯表示を見て、「エンソサラシ」のバツがついている衣類は塩素漂白剤が使用できないので、注意しましょう。

スチームアイロンを使っているとスチーム穴から茶色い水が吹き出てくる場合があります。この茶色い水は、水道水のカルキの焦げなどが原因です。またアイロンが終わった後に水を抜かずにいると、水が錆びついてしまいます。

そのため、アイロン中に服を汚さないようにスチーム穴のお手入れもしっかり行いましょう。スチーム穴のお手入れ方法は以下のとおりです。

1. お酢20ccと水100ccを用意する
2. スチーム要給水口に入れる
3. 周りを汚さないよう雑巾などを敷いてスチームを行う
4. 汚れを出し切るまで数回繰り返す

なお、お酢以外にもクエン酸やレモン果汁でもお手入れができます。ただし、スチームのお手入れを行う前に、使っているアイロンの取扱説明書を読んでから行うのがおすすめです。中にはお酢やクエン酸など、使用禁止のアイロンもあるからです。

アイロンの裏面に焦げがついてしまう原因と対処法を紹介しました。アイロンをきれいに保つためには、日頃のお手入れが重要です。アイロン掛けをした後は、アイロンの裏面をしっかり拭いてきれいにしておきましょう。