洋裁用アイロンおすすめ人気商品12選｜スチーム機能付きも！

アイロンと聞くとシャツのしわを伸ばすための家電と思われがちですが、手芸や洋裁といったハンドメイドでも使われる道具です。使い道は通常のアイロンと同じく、生地のしわを伸ばしたりアイロンプリントに用いられるほか、生地に折りクセを付けて縫いしろを作る際にも用いられます。

洋裁用アイロンには通常のアイロンも使用できますが、細かい作業になる場合が多いため面積の小さいアイロンや、はんだごでのこて先のようなさらに小さいものも用いられます。

通常のアイロンではなく、あえて洋裁用のアイロンを選ぶメリットについて、この記事で詳しく解説していきますのでぜひ参考にしてみてください。

通常のアイロンとは違い、洋裁用のアイロンにはいくつかの特徴があります。まず、アイロン本体の大きさですが、通常タイプよりも小さいデザインのものが多く、細かくアイロンを動かしやすい作りになっています。

洋裁用アイロンを使う主な目的は、手縫いやミシンをかける前に縫いしろを取りくせを付ける・布のしわを伸ばすなどがあります。しわを伸ばして洋服の生地をパリッとさせるのが主な目的の通常型のアイロンよりも、洋裁用アイロンはより細かな動きが大事になってきます。

洋裁をするときには、通常のアイロンでも事はたりると感じるかもしれませんが、洋裁専用のアイロンは細かな作業をするときにピッタリでとても便利です。

洋裁をするときには、洋裁専用のアイロンを使わずに通常のアイロンを使っている方も多いかもしれません。洋裁用アイロンは、サイズが小さく先端の形状が尖ったタイプが多いため、大変小回りがいいメリットがあります。

たとえば、パッチワークやキルト生地を使った洋裁や手芸、そしてアップリケなどの作業をするときには、細かく角度の切り替えができる洋裁用アイロンはとても便利です。

布全体の大きさが小さく細かい作業を伴う洋裁や手芸は、小回りがよく熱の立ち上がりが早いアイロンが断然おすすめです。また、高温で長い時間アイロンを使っても、アイロン本体の大きさが小さいと気になる使用電力を抑えられるメリットもあります。

洋裁用アイロンは、実は洋裁以外の他の用途にも使える優れた家電です。たとえば、シャツの襟の部分や細かい袖口だけアイロンをかけたい場合や、服の一ヶ所だけのしわを伸ばすときにスチーム機能付きの洋裁アイロンがあれば、すぐセットしてアイロンがけができます。

また、スカートのプリーツをアイロンしたい場合も、洋裁用アイロンでプレスすると手軽にプリーツを復活させられます。

洋裁をするときには、必ずしも洋裁用アイロンを使わなくてはいけない訳ではありませんが、1台持っているとさまざまな場面で代用でき大活躍します。このように洋裁用アイロンは、手芸や洋裁だけでなく普段から手軽に使える小型アイロンです。

洋裁用のアイロンの形状には、アイロンタイプとこてタイプの2種類があります。特徴は下記のとおりですので、自分に合っているものを選びましょう。

洋裁に使うアイロンは、通常の大きいサイズのアイロンではなく小さいサイズを選ぶのがポイントです。大きいサイズのアイロンを使うと小回りがきかず使いにくいく、またアイロンがけ中に手に火傷をする可能性もあります。

洋裁や手芸は縫い目だけをプレスする作業や小さいパーツにアイロンをする場合が多く、繊細な作業の連続です。小物類などは、細かな作業に対応できる小さいサイズのアイロンを選びましょう。

洋裁用のアイロンを選ぶときには、アイロンの先端が細くて長いものを選ぶのもポイントです。たとえば、洋裁ではポケットの内側や袋縫いの中にアイロンをかけるなどの細かい作業があります。

また、何枚か生地を重ねて折り目を付けるなどのケースもあり、このような場合に、先端が細いタイプのアイロンを使うと、しっかりと奥の生地や重なり合った下の生地までアイロン熱が届きやすいからです。

小さな部分にまでしっかりと圧力をかけて折り目を付ける場合にも、先端が細いアイロンはとても便利です。

洋裁用アイロンは、低温から高温までの温度調節が可能なタイプがおすすめです。アイロンプリントをするときや接着芯を張り付けるときなどには低温または中温で作業をします。また、生地や素材によっても高温や低温に切り替えてアイロン作業をする必要があります。

洋裁用の小さいアイロンやこてでも温度調節ができる商品がありますので、できるだけ温度調節可能なモデルを選びましょう。

大手電機メーカーのパナソニックからは、多くの種類のアイロンが販売されています。コードやスチーム機能の有無・温度調節機能や形状などさまざまなので、洋裁用アイロンとして自分に合う商品を探しやすいメーカーです。

中でもドライアイロン「NI-A66」は手芸での使用に特におすすめです。

クロバーは手芸や裁縫用品のメーカーで、編み物用の縫い針などで有名です。多くの手芸用品店で取り扱われているメーカーで、購入しやすいメリットがあります。初心者向けのアイテムを多く扱っており、パッチワークに便利な手芸用ミニアイロンやこてタイプなど種類が豊富なので、これから道具をそろえる方におすすめです。

ここからはアイロンを選ぶ上で、前提知識を解説します。編集部では実際にアイロンを購入した500名を対象に、アンケートを行いました。


単なる選び方の解説だけでなく、購入後のよくある後悔や使ってみないとわからない使用感に関する声についても触れることで、皆さんの購入前の不安を解消できるような内容にしています。

• アイロンの購入時に押さえておきたい必須項目
• 人によっては使用感に関わるポイント
• 優先度は低め。気になる人のみチェック推奨

上記の3部構成でどこよりも安心してアイロンを選んでいただけますので、ぜひ最後までお付き合いください！

※すぐにおすすめ商品を見たい方は以下のボタンでスキップできます

実は、たった3つのポイントを意識するだけでアイロン選びを失敗する確率がグッと下がります。

その3つのポイントとは、

①用途に合った種類を選ぶこと

②コードの有無による使用感の差を確認すること

③適切な重さのものを選ぶこと 

これだけです。「用途によって選ぶアイロンが違うの？」など疑問に思う方も多いと思いますが、じっくり解説しますのでご安心ください。詳細はこのあと述べますが、

【結論】

• コードレス＆スチーム機能＆プレスもしっかりしたいならスチームアイロン！
• 洋裁・手芸に使うならドライアイロン！安さ重視の方が選ぶとコード有りで後悔しがち
• 簡単にシワを伸ばす用途で十分なら衣類スチーマー！

最終的に【結論】の3パターンのいずれかに行き着くことになります。

あまりこだわりがない方は、ここまで絞ったら、あとは価格が安いものを選択すれば間違いありません。

それでは詳しく解説していきます。失敗しないためにも【必読】がついた見出しだけは全て目を通してください！

アイロンって色んな種類があるの？

と思っている方も多いのではないでしょうか。

アイロンには用途や使い方によって以下の3タイプにおすすめが分かれます。特徴の赤色はメリット、青色はデメリットです。自分の用途にあったものを選んでみましょう。

種類ごとの価格差はそこまでありませんが、価格帯がどれくらいなのかも確認しておきましょう。

なお、洋裁用にはドライアイロンが最適ですが、綿や麻などの生地にアイロンをかける場合はスチームアイロンがおすすめです。ドライアイロンとスチームアイロンを工程によって使い分けると作業のしやすさが格段にアップします。

【3つの種類】

コードレスってそこまで必要じゃなさそう

と思う方もいるのではないでしょうか。

コードレスは必須級の機能と言っても過言ではありません。有線のアイロンはコンセントが届く場所でしか使えず、服とコードが引っかかって鬱陶しく感じる場合もあります。コードレスにすればコードの制約がなく快適です。

検討しているアイロンがコードレスとコード有りの2択になった場合、コードレスを選ぶのをおすすめします。

なお、ドライアイロンにはコードレスの機種がない(一部海外製の機種を除く)ためご注意ください。コードレスが絶対欲しいとなった場合は、コードレススチームアイロンを選ぶのがおすすめです。価格差は数千円ほどで、コスパがいい選択です。

アイロンってどのくらいの重さがいいの？

とお困りの方も多いのではないでしょうか。

種類や用途によっておすすめの重さは変わります。以下の表にグループ分けしました。

スチーム機能でシワを取る用途が多い方や、重いのは避けたいという方は、1kg以下のアイロンがおすすめです。中には0.69kgと軽量のものもありますよ。

シワをしっかりと伸ばしたり折り目づけをするなら1kg前後は必要です。アイロンに重さがあると強く押し付けてかける必要がなくなります。

衣類スチーマー・スチームアイロンを選択した方は、タンクを満水にしたときの重さもチェックしましょう。水の重さを計算に入れないと、使用時に重さの不一致を起こす恐れがあります。

満水時の重さの記載がないときは、タンクの容量から算出できます。1mlは約1gですので、その分重さが増えると考えてください。

アイロン購入者500人にアイロン選びで最も重要視すべき項目について質問したところ、「本体の軽さ」と回答した方が全体の20%を占めました。

内訳として、「想像より重かった」と後悔した方、「軽いのにしてよかった」という成功体験をした方から票を集めていました。少数ですが、「軽すぎてシワが伸ばしにくい」というマイナス票もありました。

先ほど紹介したおすすめの重さと照らし合わせると、軽すぎの方は1kg前後を選ぶと解決しますね。あくまで自分の用途にあったものを選ぶのが大切ですよ。

スチーム量は1分あたり10g以上を目安にしましょう。スチーム量が多ければ、時間をかけずにシワ取りできます。商品のスペック詳細に「スチーム量：◯g/分」などの形で表記されていますので、ぜひ確認してみてください。

なかには、100g以上を一気に放出してくれるタイプもあります。スチームの量が段階ごとに選択できるものもありますので、細かく調節したい方におすすめです。

立ち上がりを待っている時間は意外と長く感じてしまいます。電源を入れた後立ち上がるまでにかかる時間もチェックしましょう。種類別の立ち上がり時間を大まかにまとめました。

上記よりもっと速いものも、遅いものもあります。あくまで大まかな基準としてご活用ください。ストレスなく使うなら60秒以下のものを選びましょう。

サイズに関しては先でも述べたように、洋裁で使用する場合は小さいものがおすすめです。購入前にアイロン本体の大きさを調べてみましょう。洋裁以外でも利用する場合は、アイロンがけする台やテーブル、服などと照らし合わせ、置いたときどれくらいの大きさになるか確認するのがおすすめです。

併せて、アイロンは収納時のサイズをチェックするのもおすすめです。アンケートでも「思ったより大きくて収納場所に困った」との声がありました。

収納しようと思っている場所の大きさを調べて比べてみると、「意外と大きい」「もっと小さくていいかも」と感じるかもしれませんよ。

アイロンのかけ面の素材は、大きく分けてフッ素加工・チタン・セラミック・メーカー独自素材の4種類です。それぞれの、価格・滑りやすさをまとめました。

滑りやすさを重視ならチタンやセラミックがおすすめです。ただ、滑りやすい素材は価格が高くなる傾向にありますので、予算と相談してみてください。

フッ素加工はフライパンにも使用されているコーティングで、最も安く耐久性も低いです。メーカー独自素材はメーカーが開発した混合素材で、上位モデルに採用されています。

パナソニックの「ミラーマジ軽ベース」・ティファールの「エアーグライドかけ面」・東芝の「美ラクルベース」などの独自素材があります。

オートオフ機能は、一定時間が経過すると自動でスイッチが切れる機能です。消し忘れによる火事のリスクや電気の無駄遣いを防げるメリットがあります。

家事の合間にアイロンがけをしているときや、途中で宅配業者や来客がありアイロンのそばを離れるときなどにあると安心です。うっかりスイッチを切り忘れた経験がある方にもおすすめです。

スチームアイロン・衣類スチーマーを購入するなら、水漏れ防止機能があると安心です。蒸気にならなかった水がスチームの穴や空気孔からこぼれてしまう心配があるためです。

水漏れが起きると故障や感電の危険もありますので、水漏れ防止機能は条件の1つに入れてもいいほど重要です。本体を立てる衣類スチーマーは水がこぼれやすいので、水漏れ防止機能があるか必ずチェックしておきましょう。

手芸用アイロンを購入するのにおすすめなのは、ユザワヤです。ユザワヤは、手芸用品やホビー関連の商品を多く取り扱う大手の手芸専門店です。電機メーカーと異なり取り扱っているアイロンは洋裁用アイロンなので、迷わずに商品を選べます。店舗では生地も多く販売されているので、実際に使う生地やワッペンなどを見ながらアイロンを検討できるのがメリットです。

また手芸用アイロンは、ユザワヤ以外であれば家電量販店で購入することもできます。お店に出向くことが難しい場合、通販でも購入可能です。

洋裁用アイロンとして販売されているものではありませんが、洋服の製作・販売をしているプロに愛用されているのが、ティファールのアイロンです。小型タイプから本格的に仕上がる高級モデルまで多数ラインナップされていますが、洋裁用におすすめなのがスチームアイロンです。

ティファールのアイロンは、スチームの威力が特徴です。しわ取りなどの作業が短時間でできるため作業効率があがります。家庭用にも使えるティファールのアイロンは洋裁用アイロンとしてもおすすめです。

洋裁用のアイロンを購入しなくても代用品で対応できないだろうか？と思っている人もいるかもしれません。代用品として考えられるものは、ある程度重さのある小さな鍋や小型のフライパンに湯を張ったものやヘアアイロンなどがあります。

とくにヘアアイロンは熱を伝えられるため、コテに挟んでアイロンがけができます。

しかし、これらの代用品はアイロンとしての性能的にはあまり期待できず、また布に当たる部分が汚れていると布がだめになってしまいます。

洋裁を行う場合は、専用の洋裁アイロンを使うほうがおすすめです。

今回は洋裁用アイロンの特徴や選び方ポイント、そしておすすめの洋裁用アイロン12選をご紹介しました。洋裁用のアイロンは通常タイプよりも小型で小回りがきくモデルが多くありますので、手芸や洋裁をするときには専用アイロンを積極的に使ってみましょう。